猫ちゃんにとってフィラリアやノミ、ダニといった寄生虫は大敵です。
これらの寄生虫が原因で重篤な症状を引き起こすおそれがあるほか、場合によっては死に至るケースも確認されています。
そんな危険な存在から猫ちゃんを守るために、今や数多くの予防薬、駆除薬が開発されています。
その中でも特におすすめなのが、外用薬として開発されたスポットオンタイプの医薬品です。
スポットオンタイプなら無理に飲ませる必要がない
一般に医薬品というと、口から飲むことで効果を発揮する内服薬をイメージする方が多いのではないでしょうか。
ペット用の医薬品にも内服薬は多く開発されていますが、猫ちゃんによっては飲むことを嫌う子もいます。
それに比べて、ブロードラインのようなスポットオンタイプの医薬品であれば、猫ちゃんに嫌がられることなく、スムーズに投与できます。
無理やり飲ませると近寄ってくれなくなることも
内服薬を投与する方法としては主に、
①キャットフードに混ぜて与える
②半ば強引に飲ませる
の2通りが考えられます。
キャットフードと一緒に口にしてくれるのであれば、そこまで苦戦することなく投与できるでしょう。
しかし、キャットフードに混ぜても口にしてくれず、仕方なしに無理やり飲ませていると、さらに薬嫌いが悪化するおそれがあります。
また、猫は思慮深く、警戒心の強い動物なので、錠剤を無理やり口に押し込んだとしても、飲み込まずにすぐ吐き出してしまう可能性があります。
そのほか、「何か変なものを飲まされる」と学習してしまうと、錠剤はおろか、キャットフードさえまともに口にしてくれなくなることも考えられます。
スポットオンタイプは首筋に垂らすだけ
薬嫌いな猫ちゃんに投与するのが難しい内服薬に比べて、スポットオンタイプの医薬品なら簡単に投与することができます。
スポットオンタイプの医薬品は、指定された箇所に適量を垂らすだけ。
あとは自然に薬剤が浸透していき、やがて全身に有効成分が行き届きます。
内服薬に比べて投与しやすく、猫ちゃんにとっても大きな負担になりにくい点が魅力的です。
これなら猫ちゃんに暴れられたり嫌われたりする心配がなく、簡単に寄生虫対策を施すことができます。
ただし、どこに滴下してもいいわけではないので要注意。
基本的にスポットオンタイプの医薬品は首筋に滴下することが推奨されていますが、これはペットが間違って薬剤を舐めてしまわないようにするためです。
特に猫は体が柔らかい動物なので、手足やお腹、背中などでは簡単に舐めてしまいます。
誤って薬剤を舐めてしまうと、「しばらくの間、よだれが止まらない」といった副作用が出る可能性があります。
その点、首筋なら、自分で舐めることはほぼ不可能。安心安全に投与することができます。
猫ちゃんにどうしても内服薬を飲ませないといけないときは
猫ちゃんの症状に適したスポットオンタイプの医薬品がない場合など、どうしても固形の医薬品を飲ませなければいけないときもあるでしょう。
その場合はおそらく多くの猫ちゃんが嫌がり、飲むのを拒むことが予想されます。
暴れられたり逃げられたりする可能性も高いので、何かしらの工夫をしたうえで飲ませる必要があるでしょう。
狭い場所、複数人で投薬する
猫は体が柔らかいため、しっかり押さえているつもりでも腕や足の隙間から簡単に逃げてしまいます。
そのうえ、棚の上や机の下などに隠れられてしまうと、捕まえるのが難しくなります。
そうならないためには、逃げ場が少ない、狭い場所で投薬するのがオススメです。
また、逃げられる前にすばやく投薬するため、あるいは仮に逃げられてもすぐに対応できるようにするために、何人かで協力して投薬するのも方法のひとつといえます。
薬の種類によって飲ませ方を変える
一口に“内服薬”といっても、ものによって錠剤や散剤(粉薬)、液剤など種類は異なります。このような剤形の違いによって飲ませ方や投薬のコツも異なるため、投与する医薬品に合った工夫が必要です。
たとえば錠剤の場合、「ギリギリまで薬を見せない」「背後から優しく押さえ、上を向いたタイミングで口内に薬を落とす」といった方法が有効です。
逃げられないように強く押さえすぎると逆に暴れられる可能性があるので、優しく押さえつつ与えることを意識してみましょう。
それでも暴れられる場合は、大きめのタオルで優しく包んであげたうえで投与するのがオススメです。
押さえやすくなるほか、仮に暴れられたとしても引っかかれたり咬まれたりするリスクが下がります。
一方、散剤や液剤の場合は、キャットフードや水に混ぜて飲ませるのが有効です。
それでも口にしないようであれば、水に溶かし、シリンジ(注射筒)を使って少しずつ飲ませてあげるといいでしょう。
ただし、上記のような方法で必ず投薬が楽になるとは限りません。
猫ちゃんによっては、どれだけ工夫を凝らしても飲んでくれないこともあります。
その場合は獣医師に相談し、適切なアドバイスを受けることをオススメします。
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